追記の詳細(20231008)

始めに…考え方が変わったといっても、

  • 農薬を使わないとか
  • 化学肥料を使わないとか

こういう点は一切変わりないのでご安心ください。

 

もっとマニアックな、私の超細かいこだわりのようなものが変わったり整理されたりしただけです笑

 

で、トップページに書いた以下の方針についてです。

  1. 畑内にあるものだけを循環させる無施肥無農薬栽培(を可能にする研究・実験)
  2. 畑外からおがくず(炭素分)を持ち込んだ無施肥?無農薬栽培

 

1つ目:畑内にあるものだけを循環させる無施肥無農薬栽培(を可能にする研究・実験)について。

これは昔から考えていることで、自然農の考え方とも合っていると思います。

外から持ち込まず、畑の中に生える草やらなんやらを循環させて作物を育てるという。

 

ですがその手段、つまり「畑の中に生える草やらなんやら」をどう循環させるか?の部分で考えが変わりつつあります。

 

具体的には畝の上に置いた草の”さらに”上から土をかけたり、あるいは土に溝を掘りそこに草を埋めたりしています。

目的は土壌改良。

実験なのでまだ上手くいくかどうかは分かりませんが、ざっくり予想ではいい感じに微生物層が増える(=土が豊かになる)のではと思っています。

 

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2つ目:畑外からおがくず(炭素分)を持ち込んだ無施肥?無農薬栽培について。

 

昨年の2月辺りからだったと思いますが、縁あって、とある企業からおがくずを引き取らせてもらっています。

そのおがくずは純粋な木くずではなく、一度米ぬか等で高温発酵させてあるものです。

それを畑に浅くすき込んで使用しています。

 

目的は微生物層の増加。

おがくず=炭素=微生物のエサ

という仮説の元、それを畑にすき込んで微生物の量や種類を増やそうとしています。

実際に微生物層が豊かになっているかどうかは分かりませんが、おがくずを入れると作物がよく育つのは実感しています。

 

畑に出始めた当初は、外からものを持ち込むのをあまりよく思っていなかったのですが、

  • おがくずを譲ってもらえる機会を得たこと
  • うちの野菜を欲しいと言ってくれる人に出会えたこと

この2点からおがくずを積極的に使用するようになりました。

 

特に心境的には2つ目が大きくて、やっぱり「野菜買わせてください」という風に言われると、「ちゃんと育てなきゃ!」という気持ちが湧くんですね笑

 

それまでは「実験」という感覚が強かったので、全滅しても「何がダメだったんだろう…まぁいいか」くらいの感覚でした。

が、「大根はありますか?」「あさみさんのところの〇〇今年はないんですか?」という言葉を聞くと、だんだんと「な、なんとか実らせねば…!!」と思うようになりまして笑

 

そんなことを考えている時に、おがくずを入れるとなぜか野菜が良く育つということに気付いてしまい。

それからおがくずを積極利用するようになったのでした。

 

しかし、じゃあ未来永劫おがくずをもらえるかというとそんなことはないでしょうし、私としても、やっぱり畑の中だけで完結する循環方法を見つけたいと思っているので、

1つ目の「畑内にあるものだけを循環させる無施肥無農薬栽培(を可能にする研究・実験)」は今後も継続していきます。

 

ということで、今考えていることをバーッと書いてみました。

また半年もしないうちに軌道修正があるかもしれないので、その時はまた追記します。