【自然農】クリムゾンクローバーと根粒菌

今年も元気にクローバーが咲きました。

写真の彼はクリムゾンクローバーと言いまして、毎年この時期になると猫じゃらしのような形の真っ赤な花を咲かせます。

色彩が美しいだけでなく、もっさり生えてくれるので地面の被覆=保湿になったり、さらに朽ちた身体が土に還るので土が豊かになります。

畑にとって非常にありがたい存在なのです。

 

それだけではありません。

マメ科であるクローバーは根に根粒菌(こんりゅうきん)という細菌を住まわせています。

※ 以下の写真で、根の途中にゴマ程度の大きさの粒が見えればそれが根粒、その中に根粒菌がいます。

この根粒菌、何をしてくれるかというと、植物に栄養を供給してくれます。

 

植物は主に、窒素、リン酸、カリウムを栄養にしているといわれています。

根粒菌は空気中に気体として存在している窒素を、植物が栄養として使える形で土中に蓄えてくれるすごいやつなのです。

(本来、空気中の窒素を植物が活用することはできないのです😯)

 

当然、クリムゾンクローバーも根粒菌を持っているので、見た目がキレイなだけでなく、地中に窒素も供給してくれます。一石複数鳥。

 

あと、わが家のクローバーたちは気合が入っており、本来なら一年草で冬には枯れてしまうところ、なぜか冬を耐え忍び、緑を保ったのまま越冬しました。

今年の2月なんかは、畑は枯草で茶色だらけなのに、この子らだけはやたら緑でした。

実は多年草なんじゃないかと思っています(笑)

これから夏にかけ、また大量の種を残してくれるはずなので、それをまた畑にばらまいて、畑をクローバーだらけにしようと思っています。

※ ちなみに、最初はクリムゾンクローバーの種を購入してまきました。写真の子らはその二世三世です。