72穴と128穴のセルトレイで(大まかながら)比較してみました。
比較したのは以下↓
128穴:3月12日にまいた「かぶ」
72穴:3月13日にまいた「水菜」「小松菜」「ビタミン菜」
種まきしたタイミングも、種の種類も違うのですが、水やりの具合や温度管理はほとんど同じなので、まぁ参考程度にはなるかなということろ(両方アブラナ科だし)。
どちらも種まきしてから大体3週間ほどで、セルトレイの部屋の大きさが、野菜の成長にどのような影響を与えたかを観察しました。
観察結果(仮)
128穴のセルトレイで育苗すると、発芽から3週間頃 or 本葉1.5枚の頃に子葉が薄黄緑色になってしまう模様。
72穴のセルトレイだと、発芽から3週間 or 本葉2枚になってもきれいな黄緑色を維持できている。
子葉と本葉
子葉というのは、最初に出てくる双葉のことです。
子葉は植物にとって非常に重要で、初期成長に必要な栄養分がギュッと詰まっています。
「ブロッコリースプラウト」とか見たことあるかも知れません。
あれはブロッコリーの子葉のことで、初期成長に使う栄養素が詰まっているので、
「この(幼い)時期にしかない栄養素です!」とか謳い文句がつきます。
その子葉のあとに生えてくるのが本葉です。
本葉というのは、ザ・その野菜の葉っぱって感じのやつ。
本葉の仕事は光合成。
二酸化炭素と水分から栄養(炭水化物や脂質)を生み出すことです。
(大なり小なり子葉も光合成をしていると思うんですが、、、その辺はまだ勉強不足です。)
つまり、最初に生える子葉で初期成長、本葉が生えたらガンガン光合成して、自身で栄養を作り出していくというのが植物の生育パターンです。
で。
本葉が生えたあとに子葉がどうなるかというと、しばらくいます。
元気に育った野菜には、元気な子葉が残っています。
元気のない野菜には、元気のなさそうな子葉だったり、そもそも子葉がなくなっていたりします。
(苗を購入する際は、子葉が元気どうかは一つの見極めポイント。)
そうすると、今回の観察で見られた薄黄緑色の子葉は、苗の元気がなくなりかけている黄色信号。
128穴の狭いスペースで育てるには限界のサイン。
72穴だったらもう少し時間的余裕があるらしい。
今回の観察によって、その限界サインが発芽から3週間後頃か、本葉2枚目が成長し始めようとした頃ということが知れたのです。
(仮)の意味
現在育苗に使用しているのは、うちの畑の土+畑の枯れ草が堆肥化した部分の土をブレンドしたものです。
この土に養分がなさすぎる、という可能性も大いにあります。
もっと養分のある土を使っていれば、128穴でももう少し長い期間、あるいはもう少し大きくなるまで育苗できるのかもしれません。
(というか、別の自然農やっている人の苗を見ると、同じようなブレンドの土でも大きく育苗できているので、土の栄養が足りていない or 過小説は濃厚です笑)
土という重要な要素を変更することによって、結果が大きく変わる可能性があるため(仮)をつけています。
これからもどんどん種まきをしていくので、そこから得られた気づきみたいなものを引き続きシェアしていきます^^
ということで、知識整理がてらの観察記録でした。