【自然農】人参の種まきのコツ

これまで4シーズン、人参の種まきに挑戦してきました。

今回(=2022年春)で5シーズン目です。

 

第1シーズンは発芽後即枯らしました。

夏場の乾燥する時期に、

「自然農は基本的に水やりをしない」

を忠実に守ったからです。

 

第2シーズンも同様です。

幸い前後で雨が降ってくれたため発芽はしてくれました。

が、初期生育で波に乗せられず、最長10cmくらいの人参が収穫できました。

 

第3シーズンは原因不明です。

発芽は上手くいったと思っています。

鍬幅で表土を削り、そこにピシッと1筋発芽させました。

周りの草を生やしすぎたのが原因だったのか、地上部分も地下部分も大きくなりませんでした。

結果、最長15cmくらいの人参が取れました。

 

ちなみにここまで、全て5寸人参を播いています。

 

第4シーズンは半分うまくいきました。

2021年の夏のこと。

この時点で、種まきの手順はほぼ体系化できました。

 

ここでは、その時の手順を記しておきます。

 

手順

  1. 畝にロープを張る
  2. ロープに沿って草を刈る(根本から)
  3. 鎌の先端2~3cmで地下の根を切っていく
  4. ロープに沿って鍬で表土を削る
  5. 鍬で鎮圧していく
  6. 鍬幅に千鳥になるように3~4粒点まき
  7. 薄く覆土する
  8. イネ科の草を鎌で細かくして被覆する
  9. 鍬で鎮圧していく

 

長さ10mの畝に1条作るので、40分程かかりました。

私が重要だと考えるのは、手順2,6,8です。

 

手順2:根本から丁寧に刈ること

ここを雑にやると失敗、というか人参が無事発芽してきたときに、残存の根が邪魔になります。

私は何度もやらかしました。

 

手順6:このやり方↓がオススメ

試行錯誤の上でたどり着きました。

このまき方のメリットは、

  • 筋まきよりも気が楽
    筋まきはずっと集中していなきゃいけないから疲れる
  • ばらまきよりも間引きが少なくて済む
    ばらまきは楽ですが、間引きが大変
  • 幼いときは密生して育てられる

という風に、筋まきとばらまきのメリットを総取りしたような感じになります。

 

まぁばらまきよりも神経は使うんですが、筋蒔きよりも気楽に行えるのでGoodだと思っています。

 

8:細い葉を短くカットすること

こんな風に3~5cmにカットして筋上に被覆しておくのがオススメ。

カットしないと、大きすぎて発芽の邪魔になることがあります(経験済)。

 

で、あと注意しておくべきことは、水管理です。

種まき時に地面が濡れていたり、種まき後に雨が降ったあとに気をつける必要があります。

 

人参の覆土はほんとに僅かなので、上記のような被覆をしていても土はすぐに乾いてしまいます。

なので、種の発芽スイッチが入ったあとは、頻繁に土の乾き具合をチェックして上げる必要があります。

 

1日1回、、、日差しや風の強い日は2回とか見たほうが無難です。

ほんと、夏場とか一瞬で乾いちゃうんで…笑

 

ちなみに、人参の発芽適温は15~25度くらいなので、春にまいた種は発芽するまでに結構時間がかかります。

意外と寒い日があったりして、地温がなかなか上がらないんですよね。

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