浅見園の畑の南側は、周囲との高さ調整のために客土をした歴史がある。
客土とは、他所の土を持ってくること。
その客土で入れたのは、畑の土ではなくどこかの赤土だった。
そのため、畑の南側は、北側と比べて元々の地力が乏しい。
それでも、数年間放っておけば、自然の作用によって土は豊かになっていくのだが、
残念なことに、自然農をスタートする前年まで毎年のようにトラクターで耕耘していたのだ(雑草対策のため)。
そのため、それまでに草によって作られた土中環境は、毎年トラクターによって破壊され、
ただでさえ地力の乏しい畑が、ずっと乏しいまま維持されていたのだ。
地力が乏しいと何が起きるかというと、草が生えないのだ。
野菜が育たないとかではない。
草が、雑草が生えない。
そして、草が生えない=土がむき出しになっている状態だから、土の表面が乾く。
乾くとさらに草が生えにくくなる。
この負のスパイラルが進行している。
そんなわけで、浅見園の南側の畑は、3年目の現在でも草の勢いが弱い。
草が生えやすいよう色々手をうち、この2年でかなりマシな状態になっているが、それでも勢いよく生えているとは到底言い難い。
そんな畑を改革すべく、これまでに行ってきた策が以下。
- 放置
基本はこれで行きたいが、農業委員会(役所)が認めない - 緑肥をまく
手っ取り早い手段だが、お金がかかる - 水をまく
あまり効果はない、すぐ乾く、水がもったいない - 余っている草で地面を被覆
一部分しかできないし、遅効的 - 木のチップをまく
被覆の力は凄まじいが大量入手が難しい - 草移植
手間だし小範囲だけど確実に草を生やせる - 大豆育成
育つには育つが豆ができない
今年2022年は、畝立てをして最低限の形を作った上で、
1:放置、2:緑肥、5:木のチップ、6:草移植
をして草を生やす。
それに加えて
7:大豆育成、8:苗の定植(New)
を行って強制的に栽培も行う予定。