農業の、特に肥料などについて書かれた本を読んでいるとたびたび出てくるC/N比。
私が実践(といっていいのか)している炭素循環農法にもたびたび出てくるワードです。
今回はそのC/N比がどのように測定されているのかを調べたので、そのメモを残しておきます。
CとNをそれぞれ測定
調べたところによると、特定の試料に含まれるC(炭素)とN(窒素)の量を測定し、それで比率を計算しているようです。
C/N比って割合ですから、比率だけ計算しているのかも?なんて思いもありましたが、それぞれの量を測定しているんですね。
炭素と窒素の測り方
あまり細かいことは分かりませんが、測定方法も記録として残しておきます。
ざっくり調べたところですと、とりあえず試料を高温で燃焼させるようです。
- 高温燃焼
- ガスが発生
- ガス内の元素を分析
CHNコーダーという、C(炭素)H(水素)N(窒素)の含有量を同時に測定できる装置があり、それを活用するらしいです(その装置を使わない測定法もあるようですが)。
あと、窒素は高温燃焼させる方法の他に、試料に硫酸をかける方法もあるようです。
- 硫酸をかける
- アンモニアが発生
- アンモニアの量を測定
こんな感じです。
測定できるところ
具体的な施設は調べていませんが、分析センターや農業試験場的なところで測定しているそうな?
まぁそりゃ一般の農家が高温燃焼とか元素測定とか無理ですもんね。
ですから、普通の人がC/N比を知ろうと思ったら、一般的に言われている素材のC/N比を組み合わせて計算する他はなさそうですね。
ただ。
少なくとも畑で利用する限りでは厳密な数値なんて必要ありませんから、一般的な数値の組み合わせで十分そうです。