こだわり

あさみえんの栽培上のこだわりをご紹介します。

普通の畑とは色々と違うことをしていますが、最も大事にしているのは「植物の持つポテンシャルを100%発揮させる」ことです。。

植物の持つポテンシャルを100%発揮させる

あらゆる栽培の根幹にある意識です。

植物のポテンシャルが100%発揮されている状態とは、具体的に

  • 品種本来の姿や味が現れている
  • 虫や病気と無縁である
  • 収穫後も日持ちする

であると定義しています。

もう少し平たい言葉で表現すると、

良く育った作物は、

  • きれい
  • 美味しい
  • 虫に食われない
  • 病気にもならない
  • 長く保存できる

だと考えており、そういう作物を作れないかと日々試行錯誤しています。

無施肥栽培

上述の「植物のポテンシャルを100%発揮させる」ための手段の1つが、無施肥栽培です。

無施肥栽培の詳細は別ページにて紹介しているので、そちらをご覧ください。

簡単に紹介すると…

人為的に肥料を与えないことで、植物と微生物との共生関係を十分に発達させ、植物の成長に必要な水分や養分を微生物に調達してもらう

ことを目的としています。

そのため、化成肥料のように、植物に窒素/リン/カリウムなどを直接与えるものは使用していません。

代わりに、土壌中の微生物のエサ(炭素分)として「おがくず」を使用しています。

あさみえんで使用している「おがくず」は、酵素風呂で使われた後のものです。人の肌に触れても大丈夫なものですから、土壌に入れても十分安全であると考えています。

無農薬栽培

これをこだわりとは考えていないのですが、あさみえんのほとんどの作物は無農薬で育っています。

「ほとんど」としたのは、唯一、ウリ科の野菜(きゅうりやスイカなど)だけは、定植時にお酢をかけることがあるからです(酢は農水省が農薬指定しています)。

それ以外は、除草剤を始めとした一切の薬品を使用していません。

無農薬は結果に過ぎない

「無農薬野菜」と聞くと喜ばれる方は多いです。

ですが正直なところ、私自身は「無農薬」であることに、そこまで強いこだわりを感じていません。

無農薬栽培は、よく育ったことの結果に過ぎないと考えているからです。

自然の摂理に沿って土を準備し、植物のポテンシャルを十分に発揮させることができれば、虫や病気にやられないのは当然のことだと考えているからです。

ですので、うちの野菜や果物が虫や病気にやられたときは、準備が不十分(=自然の摂理に沿っていないかった)と捉えています。

循環型農業

これはまだ実現できておらず、将来的に達成できたらと考えていることですが、いずれは、うちの畑にあるものだけで、栽培を継続出来るようになりたいと思っています(少なくとも炭素分くらいは)。

現在はおがくずをいただけていますが、それもいついただけなくなるか分かりません。

ですから、そうなったときのためにも、毎年旺盛に生えてくる草や剪定枝を、効率的に微生物のエサに還元する方法を日々模索しています。