あさみえんの栽培上のこだわりをご紹介します。
普通の畑とは色々と違うことをしていますが、最も大事にしているのは「植物の持つポテンシャルを100%発揮させる」ことです。。
植物の持つポテンシャルを100%発揮させる
あらゆる栽培の根幹にある意識です。
植物のポテンシャルが100%発揮されている状態とは、具体的に
- 品種本来の姿や味が現れている
- 虫や病気と無縁である
- 収穫後も日持ちする
であると定義しています。
もう少し平たい言葉で表現すると、
良く育った作物は、
- きれい
- 美味しい
- 虫に食われない
- 病気にもならない
- 長く保存できる
だと考えており、そういう作物を作れないかと日々試行錯誤しています。
無施肥栽培
上述の「植物のポテンシャルを100%発揮させる」ための手段の1つが、無施肥栽培です。
無施肥栽培の詳細は別ページにて紹介しているので、そちらをご覧ください。
簡単に紹介すると…
人為的に肥料を与えないことで、植物と微生物との共生関係を十分に発達させ、植物の成長に必要な水分や養分を微生物に調達してもらう
ことを目的としています。
そのため、化成肥料のように、植物に窒素/リン/カリウムなどを直接与えるものは使用していません。
代わりに、土壌中の微生物のエサ(炭素分)として「おがくず」を使用しています。
最近、廃菌床を手に入れられるようになったため、そちらも使い始めました(追記:20241106)。
無農薬栽培
こだわりとは考えていませんが、あさみえんのほとんどの作物は無農薬で育っています。
それ以外は、除草剤を始めとした一切の薬品を使用していません。
無農薬は結果に過ぎない
「無農薬野菜」と聞くと喜ばれる方は多いです。
ですが正直なところ、私自身は「無農薬」であることに、そこまで強いこだわりを感じていません。
無農薬栽培は、よく育ったことの結果に過ぎないと考えているからです。
自然の摂理に沿って土を準備し、植物のポテンシャルを十分に発揮させることができれば、虫や病気にやられないのは当然のことだと考えているからです。
ですので、うちの野菜や果物が虫や病気にやられたときは、準備が不十分(=自然の摂理に沿っていないかった)と捉えています。
循環型農業
これはまだ実現できておらず、将来的に達成できたらと考えていることですが、いずれは、うちの畑にあるものだけで、栽培を継続出来るようになりたいと思っています(少なくとも炭素分くらいは)。
現在はおがくずをいただけていますが、それもいついただけなくなるか分かりません。
ですから、そうなったときのためにも、毎年旺盛に生えてくる草や剪定枝を、効率的に微生物のエサに還元する方法を日々模索しています。